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村上春樹 1Q84(BOOK 1、BOOK 2)読了
村上春樹の1Q84を読み終えました。BOOK 1、BOOK 2それぞれ500ページくらいの全2巻です。合わせて1000ページ。
読み始めて最初に感じたのが、いつもと文体が違うということでした。これまでの作品で人称を使い分けたりしていろいろ試していたみたいだけど、村上春樹の3人称で語られる小説ではほとんどはじめて違和感を感じなかったのではないかな。スピードが出過ぎないように我慢しながら一定の速度をしっかりと保っているような文章だと思いました。ただBOOK 2の後半あたりからは(物語に関係してくるので細かくは書けませんが)物語世界の不安定さ、不確定さ、何者かが物語世界そのものに影響を及ぼしているような印象を文体で表現しているのかなと思ったりするところもありました。
まあおおむねおもしろく読むことは出来たのですが、読み終えた感想を一言で言うと『物足りない』。『カラマーゾフの兄弟のような小説を書きたい』とか『今度の小説はホラー』だとか漏れ聞くところがあったのですが、少なくともカラマーゾフのような小説では(もちろん)ないと思います。BOOK 2の終わり方から見る限り、少なくともBOOK 3は書くことになるのではないかと思うのですが、『スピードが出過ぎないように我慢しながら一定の速度をしっかりと保っているような文章』で書かれる必要があることでしょう。ある種の効果を狙った、思わせぶりな繰り返し、フレーズのインサート、などの多用は望みません。
それと、これだけ『親子』という関係性を取り上げたのも初めてなのではないでしょうか。
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カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー,亀山 郁夫Amazon.co.jp…
BOOK1に比べると文章の質が落ちる。いつものような思わせぶりな表現や繰り返しなどがそれまでの文体とそぐわない気がした。物語はさらに複雑さを増していて、出来事を整理してみなければと思った。
第一印象は文体がいつもと違う。走りすぎることなく、ただところどころで『あれ?』と思うような陳腐な表現に出くわした。物語は、狂信的なカルト集団の核心に迫っていくあたりは『羊』を彷彿とさせなくもない。
高止まり状態にある過労死・過労自殺 - 労働相談センター・スタッフ日記
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