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yosshi
分厚い
戸籍と添加物 ‐ 最近読んだ2冊の本
せっかく図書館の近所に引っ越してきたのだから活用しない方はないということで最近は楽しく読書しております。だいたいが小説しか読まないのですが、知人がブログで取り上げていた戸籍って何だ―差別をつくりだすものという本を読みました。これがとても興味深い本だったので、2月に妻と子供が東京に出てきた暁には彼女にも奨めてみようと思う。まず圧倒的に知らなかった情報がそこにはあったし、これまでの自分の具体的な行動の杜撰さを突きつけられる思いだった。これまでの自分の無知と無自覚さを反省しながら、守るべきものを守るための対決姿勢は固持していきたい。
写真付き身分証明書が求められることがまれにあるのだけど、車の運転免許証を持っていないので困ることがある。まあパスポートがあるのでそれで事は済むのですが、それで写真付きの住民基本台帳カードを作ったりしたことがあった。ところで住民基本台帳ネットワーク・システムが目指す(隠された)目的は別にしても、システムの不備・お粗末さが目に余るような気がする。住基カードを使った付記転出届というのを妻が去年の夏に行おうとしたのだけど、通常の手続きで転出届を旧居住地の役所に提出して(郵送でもOK)新しい方の役所に転入届を提出した方が早かったらしい。というか、そこにいた職員の誰もが付記転出届の処理の仕方を知らなかったそうな。妻がその旨伝えると奥に行ってみんなで分厚い本を繰り始めたというのだから。システムが目指す管理社会の暗さと、そのシステムの現場での運用のお粗末さとの落差にほとんど目の前がくらくらしてきます。
いずれにせよ、常に必要最小限のデータしか第三者に渡さないようにしようとは思った。これまで何度も戸籍謄本・抄本、住民票を役所で取って何も考えずに第三者に渡していたけど、これからは記載事項証明で済ませられるならそうするようにしようと思った。
もう一冊、友人がブログで取り上げていた食品の裏側―みんな大好きな食品添加物も大変興味深い内容で知らないこともたくさん書かれていた。こちらの本も妻に奨めようと思っています。加工食品にいかに添加物が入っているかという問題、そのことを分かった上でボクたちはそれを食べているのかという問題、そしてそのこと(添加物が入っていること)を知ることが出来ないという問題。これだけ加工食品があふれていてその便利さを享受してきたわけで、それに突然謀反を企てるようなことは現実的に出来ないけれど、加工食品や調味料を買うときには裏のラベルの内容物の欄をきちんと見て、この本から学んだ知識で添加物の出来るだけ少ないものを選ぶようにしています。値段は少し高いけど、特にそろそろ6ヶ月になって離乳食を始めようとしている息子のことを思うと、ここら辺で食生活の見直しをする良いきっかけになりました。
この2冊の本からは具体的な行動指針のようなものを学ぶことが出来たので他の人にもお奨めしたい。難しい本ではなく読んでいて面白いというのも素晴らしい点だと思う。
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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物posted with amazlet at…
不動産屋と候補地視察、漫画喫茶でロシア文学
先週に引き続き、この週末も不動産屋に行ってきました。前回行ったのとはまた別の不動産屋で、土曜日の昼から行ったのですが金曜の夜のお酒がまだ完全に抜けていなくて、眠くて仕方がありません。家を出て駅で電車を待っているとその不動産屋の担当の人から電話がかかってきて、急遽出かけることになったので別のものが応対するとのこと。新橋で少し迷ってから不動産屋に着くとお客さんが何組か座っていました。
こっちの希望の条件はすでにメールでやりとりしていたので(担当は別の人だったわけだけど)条件に沿った物件の資料に片っ端から目を通していきました。結局、引っ越し時期がまだ少し先になりそうだったこともあって、この日は(も)実際に物件を見に行くことなく、2週間後の再訪と、引き続きの物件ピックアップをお願いして不動産屋をあとにしました。2時間くらい片っ端から資料に目を通したのですっかり疲れたボクは電話で妻にことの顛末を報告し、出来ることなら引っ越し先の候補地周辺を実際に歩いてみて雰囲気を感じてきて欲しいというリクエストには『今日か明日』と返事をして、とりあえず川崎に買い物へ行くことにしました。その候補地は川崎に向かう途中で電車を乗り換えれば行けるところなのですが、『今日か明日』と返事を曖昧にしていたのは途中でもしかしたらそっちへ行く気分になるかもしれないと思ったからでした。でも疲れていたからかそういう気分にはならず(候補地へは次の日に行くことにして)、直接川崎に行って腹ごしらえをしてから買い物しようとしたのだけど人が多く、とにかくレジに出来た行列の長さに辟易したボクは結局腹ごしらえしただけで川崎をあとにして家に帰りました。ユニクロでシャツを買いたかったのだけど、シャツ一枚で並ぶ行列ではないなと判断したのです。無印にもよさげなジャケットがあったなあ。でもこっちにも行列が出来ていたのでした。
朝からとにかく眠かったので家についてヒーターを前にして床に横になっているうちにいつの間にか眠りに落ちていました。途中何度か気がついて、携帯電話のワンセグでブラッディ・マンデイの予約をしたりして、妻のメールにも返事を送ったりして、最終的に目が覚めると時計は7時過ぎを表示していました。一瞬夜の7時かと思ったけど日付が変わっていたので窓の方を見たら朝だということがわかりました(部屋の電気が付けっぱなしで外の明るさにすぐに気づけなかった)。一晩を床の上で寝てしまったおかげで肩や腕や背中が痛かったです。ヒーターのすぐ横で寝ていたので寒くなかったのがせめてもの救いでしたが……
それでも床の上で凝り固まった体を浴槽にはったお湯の中でほぐし、昼から前日の約束通り引っ越し先の候補地の視察へと出かけました。途中の駅まで25分ほど歩いて、そこから電車に乗って10分くらい。はじめて降り立つ駅前はどこか懐かしい感じがします。休日の昼下がりはみんな地元の商店街ではなくて繁華街に出かけるのか、それともいつもこのように人通りが少ないのか。前を行くお祖父さんと孫の二人連れのあとを追う格好でボクは周囲の風景を携帯電話のカメラにおさめていました。駅からまっすぐ南西に延びる道を突き当たりで南東に曲がり、さらに曲がって河川敷に出ると少年野球のグラウンドが目に入りました。しばらく河川敷を歩いていると少年野球の監督が少年たちの名前を呼んでいるのが聞こえてきました。自分の名前が呼ばれると大きな声で返事をする少年の声を聞いていると、『ああ、ボクの息子にもこのようなときが来るのだな、そのとき息子はどんな声で返事するんだろう?』と空想したりしました。
河川敷を離れてさっき降りた駅の隣の駅を目指しました。候補地はこの二つの駅の近くなのです。とても閑静な住宅街で、公園もあるし河川敷を散歩も出来るし、大きな道もなくとても良い環境だということを駅に向かいながら妻に電話で説明しました。
電車に乗って帰ることにしたのですが、出かけるときから帰りに漫画喫茶に寄ろうと思っていたのです。BLOODY MONDAY が読みたかったのですが残念ながら棚には並んでいなくて(他の誰かが読んでるところ)、20世紀少年を読み直そうかと一瞬思ったけど面倒になったのでカバンに入れてたカラマーゾフの兄弟の第4巻を読んでました。久しぶりに漫画喫茶に入ったけど1時間280円って安いですよね。ドリンクもついていてこの値段なら、本が読みたくて喫茶店に入るよりずっと良いかもです。まあコーヒーが280円より安い喫茶店もありますが。
夜はスタジオアリスの写真を携帯電話のカメラで撮って送ってもらったのを見て我が子の可愛さにどっぷりと浸っていました。あと、ひじきを作った。
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最近の読書:カラマーゾフの兄弟
最近急に寒くなったからかどうか、肩こりもひどいのだけど腕の筋がぐーっと引き攣るように痛みます。そんなに酷使していないはずなのにも関わらず、もしかしたら読書する時間は増えていると思うので(なぜならカラマーゾフの兄弟がおもしろいから)そのせいかもしれないなと思ったりしています。だからといって読書を辞めるつもりはないので、薬局で温湿布を買ってきて寝る前に両肩両腕に貼っています。冷湿布だと寒そうなのでね。そういうわけなので朝目が覚めた時には肩こりも腕の痛みも感じずに済んでいるわけですが、しかしまあ湿布代もバカになりません。
一方カラマーゾフの兄弟の方は昨日の夜に第2部を読み終えて今朝から第3部を読み始めています。昔、大学生の頃か何かに新潮文庫で読んだときはもっと読みにくかった記憶があるし、上中下の3巻組でした。今読んでいる光文社古典新訳文庫だと5巻組なのですが、とにかくすらすら読めてしまう読みやすさと文章がゆったりと組まれていることもあってあまり長さを感じません。気がついたらそれなりに分厚い文庫本の半ばを越えているという感じです。カラマーゾフの兄弟をまだ読んだことがない方には読むことをお奨めします。古典には古典の良さがあり、新しいものには新しいものの良さがあるのだと思うので、ボクはカラマーゾフの兄弟もあたし彼女も両方とも読んでおこうとおもっています。
光文社古典新訳文庫には他にも気になる作品が多数あるので(今月から罪と罰(新潮文庫)も刊行されるようですし)今後も付き合いが長くなりそうです。難解そうで敷居の高い古典の新訳が読者を獲得していることは素晴らしいと思います(亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」 全5巻累計100万部突破!)。個人的には悪霊(新潮文庫)の新訳を待ちたいところです。
ドストエフスキーの他にもトルストイアンナ・カレーニナも気になります。この小説も大学生の頃か何かに新潮文庫で読んだのですが、途中でロシアの農業についての説明が延々と続くのには驚いた記憶があります。
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燃えあがる緑の木 3部作を読みました
ここのところ一生懸命に大江健三郎を読んでいたのですが、一番最近は燃えあがる緑の木 3部作を読みました。
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで
燃えあがる緑の木〈第2部〉揺れ動く(ヴァシレーション)
燃えあがる緑の木〈第3部〉大いなる日に
もうすっかり大江健三郎の文体に対して身構えることもなくなったような気がします。3部作ということでいざ読み始めようという時には『これからたっぷり読めるんだ』という喜びからくる興奮があったように思います。と同時に『長丁場になるぞ』という不安もあったことでしょう。不安が潜んでいるからこそ喜びが興奮という姿を借りて現れてきたのではないかと思うからですが。
小説を読むということはひとつの体験で、おそらくそれはけして他人とは共有され得ないものだと思っています。それがたとえ『あらすじ』みたいな小説であっても、それを読む体験はそれぞれの人に固有のはずです。なので燃えあがる緑の木という小説がボクにとってはどのような体験であったかということを書くことになるわけですが、第1部では人々の愚かさに冷笑を、第2部でもその感覚は幾分ひきずっていましたが詩や宗教の話題が多くなるにつれて本当のところではこれらのことを自分は理解していないと思いながら読み進めていました。第2部から第3部にかけて、なぜ人々はギー兄さんを救い主とした教会に集まるのだろう、なぜギー兄さんを信じるのだろうと思いながら読み続けました。ボクには最後まで自分が教会に参加するだろうという動機は見つかりませんでした。ただ、ギー兄さんが最後に言われた言葉に勇気づけられた気がします。
それはこのような言葉でした。
本当に魂のことをしようとねがう者は、水の流れに加わるよりも、一滴の水が地面にしみとおるように、それぞれ自分ひとりの場所で、「救い主」と繋がるよう祈るべきなのだ。
燃えあがる緑の木〈第3部〉大いなる日に (新潮文庫) P370
そのようにして『救い主』はその輪郭を明らかにしてくるのだと続けられていますが、『それぞれ自分ひとりの場所で』『祈るべきなのだ』というギー兄さんの言葉に、ボクはこの3部作を読んできてほとんどはじめて驚きと興奮を感じました。やはりボクはギー兄さんを信じて人が集まってきた教会には違和感を感じていたのかもしれません。自分なら絶対にそこへは行かないだろうという……
ギー兄さんがどのような思いでそのようなことを口にしたのかはわからない。ボクにとっては『救い主』も神も存在しないも同然で、でもそれぞれがそれぞれの場所で存在しない何かに向かって『集中』するべきなのだ、でもそうするのには個の強さがいる、と思い返したのでした。
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)posted with amazlet at 08.09.10大江…
読書と仕事、走るタイミングを逃していることについて
最近は仕事が忙しくて柄にもなく残業とか休日出勤なんかしたりしているのですが、明日から夏休みです。日曜日まで5連休なので今夜の電車で東京を離れて妻と子供のいる富山の妻の実家に向かいます。妻と子供に会うのは3週間ぶりくらいなのでとても楽しみです。特にこの3週間で一回り大きくなって重くなったという子供を抱くのが待ち遠しくて仕方ありません。そのせいかどうか、ここのところあまり不眠に悩まされていなかったのが昨晩はよく眠れませんでした。こちらは明らかにそのせいで、お昼ごはんを食べたあとの昼下がりに睡魔に襲われています。
金曜日の夜に会社の同僚の方々と会社の近くで終電の時間まで飲んで、土曜日は昼頃に起き出しました。東京での単身赴任生活ではお風呂に入って読書するのがすっかり日課になっているのですが、大江健三郎の『燃えあがる緑の木』三部作の第一部 「救い主」が殴られるまでを読み終え、アマゾンで注文した第二部 揺れ動く(ヴァシレーション)と第三部 大いなる日にがまだ届いていなかったので、他の小説を新しく本格的に読み始めるのを避けたいという思いからシェイクスピアのオセローを読んでいるところでした。こういうときにシェイクスピアは手軽に読めて良いですね。正しいシェイクスピアの読み方かどうかはわからないけど。
汗をかいてさっぱりしたところで、この日は夕方に荷物を受け取らないといけなかったので出かけることが出来ません。荷物を受け取ったらジョギングに出ようと思っていたのでそれはそれで良かったのですが、なかなか荷物が届きません。結局9時近くになって荷物は届きました。ネットでの購入履歴では配達時間は18時から20時になっていたので1時間くらい遅れたのでしょうか。でも届いた段ボール箱には18時から21時のところに印がしてあった。20時からだとまだジョギングに出られたけど21時からだとそういう気もなくなって、本を読んだり DVD を見たりしてさっさと眠りました。
珍しく休日出勤をした日曜日はとても仕事がはかどりました。他社の作ったウェブアプリケーションの Javascript 実装をひたすら読んで理解しカスタマイズするということの繰り返し。理想的には一から作り直した方が将来的にも良いと思うのだけど今はそのときじゃない。Javascript の専門家というわけでもないので一苦労です。夜の7時くらいになると外からなにやらドンドンという音が定期的に聞こえてくるようになったので会社の人と『雷かな』とか話していたのですが、東京湾大華火祭の音だったようです。帰り道にビルの隙間から見える海の方の空が明るんだりするのを見ながらさっさと家に帰ろうとしたら、最寄り駅に着いたとたんに土砂降りの雨に見舞われました。花火大会大丈夫かなとまったく関係のないイベントの心配がまず頭によぎったりしながら、雨の中を走って家にたどり着いたときにはびしょ濡れになっていました。最近あまり走れていないので夜は走ろうかなと思いながら帰ってきたのに、と思いながら浴槽にお湯をためてお風呂に入ってオセローの続きを読みました。
月曜日は1時間だけ残業して家に帰って食事をしたらもう9時でまた走ることが出来ませんでした。お風呂に入ってオセローを読み終えたので、次の日の荷造りを済ませてから、週末に届いた燃えあがる緑の木 第二部 揺れ動く(ヴァシレーション)を読み始めました。
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)posted with amazlet at…
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