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読むのは『決壊』に続く2作目。どちらも時代のテクノロジーと人間との関係をうまく切り取っているのと、文章が小気味よいのが印象的だった。今作は子供のいる父親として感傷的だったり感動的だったりもした。
表題作『落葉』が読みにくく感じたのは翻訳のせいかなあ。昔読んだ『百年の孤独』の方がもっと長くて複雑だったのに読みにくさなんて感じなかった。死者が死者らしくない世界はやっぱり不思議で面白いと思った。
話題に上るのはほとんど知らない人たちばかりだけど、雰囲気は伝わってくる。達者じゃないのに何故か売れている今の芸人の出ているテレビ番組を見てる暇があったらこの本を読んでる方がずっといい。
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
うちの奥さんも毎日見てる。大袈裟に聞こえるかも知れないけど(そしてそれは望むところではないけど)、感動した。こんな会社で働けるのは幸せだろうと思うとともに、今の自分の環境を見直す契機にもなった。
BOOK1に比べると文章の質が落ちる。いつものような思わせぶりな表現や繰り返しなどがそれまでの文体とそぐわない気がした。物語はさらに複雑さを増していて、出来事を整理してみなければと思った。
第一印象は文体がいつもと違う。走りすぎることなく、ただところどころで『あれ?』と思うような陳腐な表現に出くわした。物語は、狂信的なカルト集団の核心に迫っていくあたりは『羊』を彷彿とさせなくもない。
先生の手紙が長い長い。それにしても先生の手紙が抜粋されて教科書に載るとはどういうことなのだろうか。友達を大切にしろとでも?まさか。『私』だって冒頭で先生の手紙に嫌悪を表明しているというのに。
登場人物が限られているので推理小説としての謎はある程度見えてしまう。それでもこの小説が面白く読めるのはマーロウという人物の魅力と文体によるのだろう。楽しませていただきました。
10年以上ぶりに読んだ。記憶では台風で和歌山の旅館に嫂と閉じ込められた場面がピークだったけど実際にはその後も延々と物語は続く。むしろ出来事は些細なことでしかなく、兄一郎の『こころ』の問題がメイン。
すらすら読めるスピード感は心地良いし、情報を巡っての陰謀論みたいな話も嫌いじゃない。謎解きは面白いのだけど、そのほかの部分は量を割いている割には内容が薄くて明らかに物足りなかった。
十年以上前に読んだときに気に入つたこの小説の『何もおこらなさ』が十年以上経つた今になつて普遍的なものに思えてならないのであつた。
中国・アジア・アフリカ/集英社ギャラリー「世界の文学」〈20〉
イドリースの「黒い警官」「肉の家」を読んだ。中編と短編というくらいのボリュームで、だいたいのあらすじを岡真理さんの『アラブ、祈りとしての文学』で知っていたので確認という感は否めなかったけど。
『すべての子どもが享受すべき最低限の生活と教育を社会が保障すべきである』ということに尽きる。そんなことを考えてもないようなこの国で子育てするのが嫌になった。
意外と(というと失礼だけど)保守的・常識的なところで怒っているなあ。特に最近、『すいません』も何も言わない人が多いことに夫婦揃って怒っているので、そういうところはとても頷けた。
著者による『反イスラエルによるガザ侵攻』の講演を聞きに行ったこともあって読んでみた。アラブ文学入門書という感じ。さっそく取り上げられていた小説を読み始めたところです。
上下巻。この人の小説を初めて読んだけど文章の上手い人だなと思った。本当に何が起こったのかを微妙にぼやかしたまま物語を進めたりするのも上手いと思う。最新作みたいなので過去の作品にも手を伸ばしたい。